マンドリンの歴史

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マンドリンの歴史

マンドリンの起源は古く、古代ペルシャの古楽器バルバットにまでさかのぼるとされる。

バルバットは、古代ペルシャの東、中国や日本では琵琶として発展したが、西の中世ヨーロッパに伝来した際は、リュートとして発展し、広まった。このリュートをもとに、19世紀のイタリアで、マンドリンが生まれた。

日本にマンドリンが紹介されはじめたのは19世紀末頃とされている。それから十数年後の1910年には、慶応義塾大学、同志社大学で日本で最初のマンドリンクラブが設立されるなど、徐々に認知されるようになって来た。

日本のマンドリンの歴史的転換点となったのは、1924年12月のカラーチェの来日かもしれない。著名なマンドリン製作者でありマンドリン作曲家・奏者でもある、カラーチェ(Raffaele Calace)は、来日後、全国各地でコンサートを開催、多くの人を名演奏で魅了した。これがきっかけで、マンドリンが広く認知されるようになり、各地で愛好者が増えだした。

その後90年以上経った今では、当時のようなマンドリンブームもなく、マンドリン人口は落ち着いた感はあるが、それでも大学や高校のクラブや社会人団体が数多く存在し、活動されている。
日本は世界的に見てもマンドリン人口の多い国であるといえよう。

 

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